『AEJuice』を使って動画を作ろうと思ってるんだけど
『AEJuice』の商用利用ってどこまでいいんだろう…無料素材は!? イマイチよくわからない…
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか??
結論を言うと
『AEJuice』が提供しているコンテンツは全て商用利用可能です。
無料パッケージ ▶︎ 個人プロジェクト・商用プロジェクトの両方で利用できます。
有料パッケージ ▶︎ 製品を購入してライセンスを得る必要があります。
ただし、常識の範囲内で!! ということになります。
常識の範囲内で!!という曖昧な部分やライセンス付与についての注意点など
商用利用についていくつか心得ておく事項があるので
気持ちよく『AEJuice』を使っていくために商用利用に関する必要情報をできる限りわかりやすく解説していきます。
『AEJuice』の商用利用について
先に『AEJuice』が提供しているコンテンツは全て商用利用可能だとお伝えしましたが
そのコンテンツを使って制作された動画はどうなんでしょう…
まずは大前提として『商用利用』という言葉は『営利目的で利用すること』という意味ですが
『AEJuice』を使った営利活動がどこまでの範囲で許されるのか…イマイチよくわからないと思います。
『AEJuice』公式の利用規約ページに記載されている中から商用利用に関する重要事項を抜粋すると
2.2 契約者(利用者)は、『AE Juice』の 提供している製品を使用して作成した作品を販売することができます。
ただし
(a) 契約者(利用者)が自分の作品に使う『AEJuice』のプリセットは、著作権またはその他の知的財産権を侵害するような中傷的、わいせつ、または何らかの方法で違法である第三者の個人的権利を犯すような作品での使用
(b) 契約者(利用者)は、『AEJuice』のプリセットまたは『AEJuice』ソフトウェアのセキュリティメカニズムに違反する、または『AEJuice』を偽装する、またはその他の違法または望ましくない行為に関与する
(c) 契約者(利用者)自身が『AEJuice』のコンテンツを提供したものではなく、『AEJuice』の製品と競合するものではありません。
上記の内容に該当する場合は、契約者(利用者)が『AEJuice』の製品を使用して作られた作品、その他すべての販売は固く禁じられています。
4-4 B)『AEJuice』のコンテンツまたはソフトウェアで作成されたプロジェクトを『AEJuice』がその製品と競合しているとみなす方法で再販すること。
できるだけわかりやすく訳してみましたが、わかりにくいですよね…
要は
2.2 『AE Juice』が提供してるコンテンツを使って作成した作品を販売することができます。
でも…
(a) (b)(c)著作権や知的財産権、第三者のプライバシーを侵害するような作品で使用したり、『AEJuice』のセキュリティー(安全性)を脅かす、または違反する。
または『AEJuice』を偽装のような望ましくない違反行為、『AEJuice』に競合(対立)するような形でコンテンツを使用する行為の場合は全て販売(商用利用)を禁止します。
4-4B)『AEJuice』を使って作成された作品を『AEJuice』側が『AEJuice』と競合(対立)しているとみなす方法(これはダメでしょ〜という方法)で再販することを禁止します。
ということになります。これでもわかりにくい…
商用利用する上で最もわかりにくい2.2(c),4-4B)禁止事項で
4-4B)resell the Licensor’s Content or any project created with the Software in any manner that the Licensor regards as being in competition with its Product.
『AEJuice』を使って作成された作品を『AEJuice』側が『AEJuice』と競合(対立)しているとみなす方法(これはダメでしょ〜という方法)で再販することを禁止します。
4-4B)では『competition』という単語を『競合(対立)』 と訳しましたが
この『AEJuice』と競合(対立)するという意味が曖昧で『AEJuice』が判断する基準が明記されてないので、『AEJuice』が「これはダメでしょ〜」と営利活動を違反として判断する範囲に触れないようにしなければいけません。
とはいえ、当たり前に『AEJuice』を使って編集し、納品・販売していれば
『AEJuice』と競合(対立)しているとみなされない=利用規約に違反することはないかと思います。
常識の範囲内で利用すれば特に問題はないってことですね。
『AEJuice』を商用利用する際の実例比較
イメージがつきやすいように『AEJuice』を商用利用する際の実例をいくつか挙げておきます。
受注した動画編集に『AEJuice』のプリセットを使って納品した。
答え
『AEJuice』のプリセットをそのまま(無加工)で販売or配布した。
『AEJuice』のプリセットを少しだけアレンジしてプリセットとして販売した。
『AEJuice』のプラグインを複製して販売した。
答え
では次の例はどうでしょうか⬇︎⬇︎
『AEJuice』のプリセットを使って作った動画素材をサイトで販売した。
中々悩ましいですよね…
答え
規約をもとに『AEJuice』のプリセットを使って作った動画素材をサイトで販売した例の商用利用について、いくつか実例を挙げてジャッジしてみると…
『AEJuice』のプリセットを無加工のまま動画素材として販売した場合
▶️ もちろんアウト!!
『AEJuice』のプリセットを少しだけ加工して動画素材として販売した場合
▶️ アウト 少しだけ加工の判断基準・度合いが規約上曖昧ですが、『AEJuice』と競合(対立)するものだと『AEJuice』に判断された場合には違反となる。
動画編集に『AEJuice』のプリセットを使って作った動画をサイトで販売した場合
▶️ OK?販売された動画を『AEJuice』と競合(対立)するものだと『AEJuice』に判断された場合には違反となる。
『AEJuice』のプリセットを少しだけいじったり、露骨に真似して作ったような素材を販売してる場合には、その販売品が『AEJuice』と競合(対立)するものだと『AEJuice』に判断されてしまいます。
商用利用の曖昧な部分が判断できない場合にはどうしたらいい!?
『AEJuice』の商用利用について曖昧でよくわからない部分については
『AEJuice』公式ページにあるライブチャット機能で直接商用利用可能なものなのか尋ねるといいです。
商用利用の範囲について『AEJuice』側の判断がわからないのであれば、『AEJuice』に直接聞けばいいってことね。
『AEJuice』の公式サイトへ入ったら右下にある吹き出しアイコンをクリックしてメールアドレスと問い合わせ内容を入力して送信するだけです。
商用利用の判断が難しい場合には利用規約に反するものかどうか尋ねてみましょう。
最後に
『AEJuice』の商用利用について要点をまとめると
- 『AEJuice』は無料版でも有料版でも収録されたプリセットを使った動画を販売して利益を得ることができる
- 利用規約上『AEJuice』と競合(対立)する作品という内容の意味が曖昧で、『AEJuice』が判断する基準が明記されてない ▶︎ 正確にいうと英語のニュアンスが曖昧ではっきりしない。
- 常識の範囲内での使用であれば問題ない。プリセットやプラグインを複製、もしくはちょっと手を加えたものを販売することはもちろん違反行為。
- 商用利用について判断が難しい場合には、公式サイトのチャットサポート機能を使って確認する。
利用規約は翻訳の違いで内容の捉え方やニュアンスが微妙に変わってしまうので
商用利用の際には以下の『AEJuice』公式ページで、利用規約をしっかりと確認するようにしてください。
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